Gustave Flabert
Madam Bovary
ボヴァリー夫人
ボヴァリー夫人(5)
———————————【5】—————————————————
Ses jambes, en bas bleus, sortaient d'un pantalon
jaunâtre très tiré par les bretelles. Il était chaussé
de souliers forts, mal cirés, garnis de clous.
———————————(訳)—————————————————
青い色の靴下をはいた彼の両脚はサスペンダーで強く引
っぱられた黄ばんだズボンから飛び出していた.履いて
いた靴は頑強そうだったがワックスがちゃんとかかって
いなかったし、鋲打ちがされていた.
———————————《語句》————————————————
Ses jambes, en bas bleus:彼の両脚は下が青色で→
青い色の靴下をはいた彼の両脚は
jaunâtre:[ジョナートル](形) 黄色っぽい、黄ばんだ
un pantalon:英語はズボンは複数にするがフランス語
は普通は単数で用いる.
bretelle:[ブレテル](f) つり紐、
(pl) サスペンダー、ズボンつり
chaussé:(p.passé) < chausser (他) (履物を)履かせる
ciré(e):(形) 蝋引きをした、ワックスで磨いた
garni(e):(形) (de で) 補強された、
(de を)備えた、(の)ついた
clou:[クルー](m) 釘、鋲、リベット